老人の医療保険
年齢を積み重ねる毎に、人は怪我や病気をする可能性が高まっていきます。
したがって、万が一の際に備える医療保険というのは、保険会社に損失となる可能性が大きくなり、保険加入の審査を厳しくしてしまいます。
備えが一番必要な時期であるのに、医療保険に加入することが出来ない。
その齟齬を埋めるために出来たのが老人向けのシニア保険です。
シニア保険の対象は50歳以上(40歳以上としている商品もあり)。
契約も簡単な手続きで済みます。
しかしながら、加入しやすいという点は同時に、割高な保険料の支払いということになってしまいます。
この記事では、シニア保険とはいかなるものか、その特徴と選び方について見ていきます。
《特徴》
・対象年齢の高さ
保険契約を交わす時の年齢が50歳位から80歳までは入れます。
・医師による診査、告知の不必要
一般的に「無選択型」と呼ばれるタイプの保険です。
通常保険には健康状態を把握できる告知や医師による検査が必要です。
通院中などで医療保険の加入が出来なかった人でも加入できます。
ただし、契約後一定期間以内の入院・手術の給付金支払いは対象外となる可能性があります。また、契約前からの病気もまた対象外となることがあります。
・病気・怪我での入院に給付金が支給
・災害補償・後遺障害給付金
・本人、家族の日常生活における法律上の賠償責任の補償
・保険満了時に健康ならば生存給付ボーナス、無事故ボーナスが支給
☆シニア保険の選び方
まず、シニア保険には大別して2つの保険があります。
①無選択型
これは前述のように、医師による検査・告知を必要としない保険です。
過去の病歴などを気にせず誰でも加入することが出来る代わりに、保険料が割高となります。
②準無選択型
これは、健康状態などを告知して、審査を受けるタイプです。
過去の病歴や現在の健康状態によっては、審査を落とされてしまいます。その代わりに保険料は割安です。
さらに、補償内容でも2つに大別することが出来ます。
①医療保障型
病気・怪我の際の保障に備えた保険です。
万が一、入院をしたときには入院費などを保障されます。
加入しやすい代わりに、保険料が割高となります。また、契約時の健康状態によっては保障されない場合もあるので注意が必要です。
②死亡補償型
本人ではなく遺された遺族のための保険です。
その目的は葬儀代や遺族の生活費といったことが主です。
終身保険となっているので一生涯保険料を払わなければなりません。
・保障の金額
現役で働いてきたときには、入院は速収入減につながります。
しかしながら、職のないシニア世代の場合には、収入は年金や株の配当など働かなくても入ってくる収入が主になります。
ですから、入院給付金などの保障では収入を補う部分を削ることが出来ます。
保障を軽くすることは、ひいては支払う保険料の削減につながります。
・加入の時期
保険料はリスク(入院や怪我をする可能性)可能性が高まるにつれて上がります。
年を取るというのは、免疫が弱まり、体が衰えてくることですからリスクが高くなるということです。
ですから、シニア向けの保険でも少しでも早く加入しておくことは保険料を抑えることにつながりますので、シニア保険への加入は老後のことだからと後回しにするのではなく、なるべくはやめに行う方が良いでしょう。